サルヴァトーレ・パーチェ
大地を農薬から解放するための播種から出穂に至るまでの有機農業
グラヴィーナ・ディ・プーリア ― 電子工学分野の専門家であるサルヴァトーレ・パーチェは祖父の代からの農業経営者でもあります。彼は自分の農場が有機農法に転換したのに合わせて、1991年から有機小麦を栽培しています。当初から持続可能な栽培法に関心を持っていた彼は、その翌年に有機転換の方針を一層明確にし、すべての栽培を有機農法に変えました。
大地を化学物質から解放するための闘い。播種から出穂に至る栽培のリズムが刻まれる今の生活。
サルヴァトーレ・パーチェは、農業生産の他に自身の製品の販促も行っています。バゼンテッロ渓谷近郊のグラヴィーナ・ディ・プーリアで実施されている「マストロカッチャ有機アグリツーリズム」の観光客向けに休憩所と地域特産のパン、パスタ、スイーツを直売しています。
製品:有機小麦、有機オリーブオイル、有機野菜。
「私達の仕事には大地への愛が必要です。私は畑に行き、素晴らしい奇跡を扱うように大切にズッキーニを収穫し、この(大地からの)メッセージを買いに来るすべてのお客さんに伝えるよう努めています」
サルヴァトーレ・パーチェ「本物の食べ物、大地にかける情熱の物語」(2012年ジュンティ出版社刊)より引用。